あなたの読書量を"著者力"に変換するコツ
2014/07/22
こんにちは、樺木宏です。
さて、本を出そうという人は本好きが多いです。
私の回りでも、年間数百冊読むという人も珍しくありません。
ただ、それが企画力に比例しているかというと、
「惜しい」
と思うこともしばしば。
せっかくそれだけ本を読んでいるのだから、この「ポイント」に気をつけるだけで、
著者としてどんどんレベルアップできるのに・・・
と感じてしまう事も多いのです。
そこで今回は、"あなたの読書量を著者力に変換するコツ"についてお伝えします。
さて、結論から言えばそのコツとは、
「俯瞰の視点で読む」
という事です。
内容に入り込んでしまわず、どこか第3者の視点で、本を評価するのです。
言い換えれば、
その本という「木」を見るのでは無く、書籍全体という「森」を観る。
といってもよいでしょう。
普通に本を読むと、単に知識を増やす、もしくはすでに持っている知識を確認する作業になりがちです。
とくに高速で読む場合は、自分の意識に残った所だけを重視するのでその傾向が強い。
そうなってしまうと、よい勉強にはなっても、いざ自分が本を書くときの参考にはなりません。
一方、その本を俯瞰で見れれば、話は変わってきます。
「この本のテーマは、最近どれくらい出版されているのか?」
ということをちょっと気にするだけで、今の出版の流行と、その背後になる読者の悩みと欲求が見えてきます。
そして、「この切り口は、どの層の読者に向けたものなのか?」
という視点を持つだけで、その本をつくった著者と編集者の狙いが見えてきます。
さらには、「どういう順番で内容を伝えているのか?つまり構成はどう意図しているのか?」
までチェックできれば、読者に内容をうまく伝える為の参考になります。
このように俯瞰で本を観ることで、時代性があり、読者ニーズがあり、読者の再現性が高い企画、になります。
本を出し続けることも容易になりますし、売れる企画を考案出来る著者という評価を得られ、編集者との関係性もよくなるでしょう。
逆に言えば、こうしたスキルが無い状態で、本を出しつづけるのは難しいですし、
編集者と知り合いになっても、関係性を維持するのは難しいのですね。
いかがでしょうか?
あなたの読書量を"著者力"に変換し、本を出し続ける著者になって下さいね。