本を出し続ける人の"タイミング"の考え方
2014/12/17
こんにちは、樺木宏です。
さて、商業出版で本を出す時には「タイミング」がとても大切です。
というのも、あなたに書く資格が十分あって、読者が大勢いる内容だとしても、
先に同じ本が世に出てしまえば、売れないからです。
特に、同業者に著者が多い職種の場合は、要注意です。
せっかく良いノウハウや実績をお持ちの方であれば、
出遅れないようにしないといけないのですね。
また、その逆のケースもあります。
あまり早すぎて、世の中があまり知らない、求めていない団塊では、
少し待った方がいい場合もあります。
2年前に出した本が全く売れなかったのに、同じようなテーマでもう一度出したら
ベストセラーになった、というような話も出版業界には多いです。
加えて、考えなければいけないのが、書籍自体のタイムラグです。
企画を考え、通し、それが世の中にでるには、早くても4ヶ月、普通ならば1年近くかかります。
他の本が売れているのを見てから動いたのでは、他の著者に先を越されることも多いのですね。
即、動く事も大切です。
このあたり、出版社はよく分かっていて、毎日のようにPOSデータで売上を見ている編集者
だと、即企画を立てて著者を探す、といったケースも多いです。
このように、早すぎず遅すぎず、タイミングを見計らうのはなかなか難しいのですね。
ではどうするか、という事ですが、
「常にアップしておく」ことが大事です。
・自分が書きたいテーマでは、今どんな本が売れているのか、を常にチェック。
・腰が重くならないように、企画考案の勘も鈍らないように、定期的に企画を考える。
・思い立ったらすぐ出版社に提案できるルートを確保しておく。
これらの状態をキープしていれば、上手くタイミングを捉え、他の著者に先駆けることができるでしょう。
本を出し続けている人というのは、上記の状態をキープしているものですし、
逆にあまり出ない人は、上記のことをつい後回しにしてしまっている傾向があります。
あなたはどちらでしょうか?
ぜひ前者になって頂き、本を出し続けて欲しいと思います。