あなたのコンテンツが劇的に変わる、たった1つの"発想の転換"とは?
2018/07/05
こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
さて残念なことに、商業出版では「良い本なのに売れない」ということがよくあります。
そして、その原因も分かっています。
それは、「読者への配慮が足りなかった」ということです。
例えば、デザイン。
画面上ではカッコいいデザインだったとしても、書店で似たような本の中に埋もれたとき、
読者が見つけやすいデザインだったでしょうか?
例えば、タイトル。
読んで見ればとてもいい内容だったとしても、それがタイトルを見ただけでありありと
思い浮かんでくる、情動を呼び起こすものになっていたでしょうか?
例えば、目次構成。
スッキリとうまくまとまった、と喜んでいても、それは知識ゼロの素人から見て、
次のページをめくる意欲をかき立てるものだったでしょうか?
例えば、共感性。
読者が読み終わったとき、「知識自慢でうんざりした」と思われずに、
「著者の考え方に共感した!」と感じられるものだったでしょうか?
いい内容なのに売れない本は、こうした「読者への配慮」が足りないか、
あるいは全く無かった本であることが多いのです。
ちなみに、私たちは全員、こうした要素を全く満たさない本をよく知っています。
それは「学校の教科書」です。
入念に準備し、整理し、吟味され、作った人たちは大変苦労をされたことでしょう。
しかし、読者(学生)の意欲はおいてけぼり。
だから、日本人なら全員が何冊も読んでいながら、「次のページをめくりたい!」とは、
ほとんどの人が思わないのです。
ではどうするか?
必要なのは、多くの場合は発想の転換です。
あなたの本が売れるかどうかは、
「結局、読者がどう認知するかがすべて」
ということ。
この当たり前のことを、どれだけ腹落ちして納得できるか、なのです。
言い換えれば、「主導権が著者側に無い」事に、気づくことができるかどうか、
といえるでしょう。
この発想の転換ができれば、本の全てが変わります。
コンセプトが変わり、タイトルが変わり、構成が変わります。
それはすなわち、「より売れる本への変化」なのです。
あなたがこれから出す本の、ご参考になれば幸いです。