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"業界のプロ同士"の勉強会"の落とし穴

2014/04/04

こんにちは、樺木宏です。


皆さんは、自分の業界プロ同士で、勉強会などに参加しているでしょうか?

ノウハウの共有や人脈をつくる上で、有意義なものだと思います。

ただし。

"著者"という視点からみると、1点気をつけたいことがあるのです。

どういう事かと言うと、

「そこで語られるレベルが、あたり前になってしまう」

事です。

これは、著者を目指す人、あるいは出し続けたい人からみれば、とても大きな落とし穴になり得ます。


なぜなら、

「読者のニーズを見落とす」

ことがあるから。


例えば、先日とても実績とノウハウのある著者と話していた時に、

「えっ、そんな事を普通の読者は知らないの?」

というリアクションがありました。

普段レベルの高い専門知識を情報交換しているので、まさかそんな基本的なことが

分かっていない人が世の中に多い、ということが盲点になってしまっているのですね。

これは、まさに「読者ニーズの見落とし」です。

そしてこういう人がどういう企画をつくるかと言うと、

「同業者からみてもカッコいい企画」

をつくろうとします。

そうなると、一般の多くの素人読者には、全く刺さらない企画、になる可能性が高い。

そうなると企画は通りません。


これは是非避けたい落とし穴ですね。

売れている著者とは飛び抜けて優秀な人では無く、素人レベルまで目線を下げられる人。

市場のニーズに気づける人、という事です。

ご参考になれば幸いです。

 

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