編集者がスルーする企画と、食いついてくる企画の違いとは
2014/08/12
こんにちは、樺木宏です。
さて、出版企画は、提案したときのリアクションにより、2種類にわかれます。
・編集者が食いついてくる企画
と、
・見向きもしないでスルーする企画
です。
当然前者の方がよいですよね。
でも残念ながら、後者の企画の方が世の中には多いようです。
それを裏付けるように、出版社の中には、
"送られてくる出版企画や原稿を、ゴミ箱に捨てる係"
なる人が決まっていたりします。
それくらい、スルーされてしまう企画は多いのです。
では、そうならない方法は?
実戦的なことを1つだけお伝えするとしたら、
「読者を徹底的に寄り添う」事をおすすめします。
そうする事で、あなたの普通の企画が「深く刺さる企画」に変わります。
読者の側からしてみれば、自分以外にも大勢の人に向けた本よりも、
自分の悩みにぴったりフィットしていて、"まるで自分の為にあるような本"が欲しいからです。
その為にも、読者の悩みに寄り添うことが大切。
例えば勉強をテーマにした本であれば、
「出来ない人の気持ち、葛藤、過去の挫折、諦めの気持ち、恥ずかしさ」
といった気持ちに寄り添うことで、読者に深く刺さる本になるでしょう。
もし編集者が想定する読者と同じ悩みをもっていたら?それは絶好の機会ですね。
逆に、ここをおろそかにして、「有意義な内容を書いてあるのだから、読んでくれれば分かる」
「やりさえすれば出来るようになる」
などと、上から目線で行ってしまうと、よほどの実績がある著者でない限り、その企画はスルーされてしまう可能性が高いです。
他にもいろいろと企画のノウハウはあるのですが、いずれも準備や情報の蓄積が必要。
そうなると結局実践できずに、「スルーされる企画」になってしまう可能性が高いです。
だからまずは「読者の悩みに寄り添い、深く刺さる企画」にして行きましょう。
必ず企画の採用確度が上がりますよ。