何を書くかより、誰が読むかの方が大切です
2014/12/24
こんにちは、樺木宏です。
さて、本を書くというと、
「何を、どう書こうか」について、考えますね。
あれも書きたい、これも書きたい・・・となるのが普通だと思います。
でも商業出版に限って言えば、
「誰が読むのか」を考えることの方が、ずっと大切です。
なぜかと言うと、
商業出版は、"読者に買ってもらわないと成り立たない"からです。
出版社の採用基準は、良い内容かどうかではなく、売れるかどうか。
だから、
「読者が書店で、タイトルに目を止めて、手に取ってくれるかどうか?」
「手に取って立ち読みしたときに、目次の冒頭で"自分の為の本だ"と思ってくれるかどうか?」
本を買ってもらう上で最重要なのは、そこなのです。
こうした事を知らないと、考える順番を間違えます。
まず自分が書きたい事を決めてから、誰に当てはまるかを考えてしまう。
そうすると、読み手からみると、「後付け感」を感じてしまったり、
「(自分の悩みは)そこじゃないんだよな・・・」となってしまいがちです。
逆に、最初に誰が読むかを考えて、その人に向けて内容を後から考える。
そうすると、「自分のための本だ」と深く刺さる人が、必ず出てくるのです。
売れかどうかは、こうした事で決まりますから、
当然企画が通るかどうかも、ここがポイントなのですね。
いかがでしょうか?
自分よりも先に相手の事を考える。
それだけで、あなたの企画は格段にレベルアップし、著者としてのポテンシャルが引き出されます。
たったこれだけの事なのに、やらないのは勿体ないですね。
ご参考になれば幸いです。