読者層を広げ、読者数を増やす
2015/12/09
こんにちは、樺木宏です。
さて、今回の記事でも、実践的な企画のブラッシュアップのアドバイスをお伝えしています。
たとえ本が出版されても、それがベストセラーとなっても、本を出し続けるためには、
結局は企画を考案し、ブラッシュアップすることはついて回るからですね。
そういう意味で、新人著者からベテラン著者まで、お役に立てるよう、意識してお伝えしていきます。
さて今回は、
「読者層を広げ、読者数を増やす」
ことをお伝えします。
このことをお伝えするのには、2つ理由があります。
1つは、多くの方が「読者数が少ない」企画を考案してしまうからなのですね。
あなたの今のクライアントや、身近かにいる人だけを対象にした本では、
読者数が少なく、手を挙げる出版社も限られてしまい、採用確度が低くなってしまいます。
そこで「もっと広げられないか?」と自分に問うてみることで、さらに売れる企画となり、
採用確度が増すでしょう。
2つ目の理由は、例え企画が通っても、部数が少ないとブランディング効果が低いためです。
そうなると集客効果や、講演依頼なども期待できず、次の出版の声がかかる可能性も低くなってしまいます。
そもそも商業出版する目的はそこにあると思いますので、本が出ても結果がなければ、本末転倒でsね。
でもいつまにか本を出す事自体が目的になってしまう人も多いので、こうしたチェックポイントはとても有効です。
このような理由から、もっと読者層を広げ、読者数を増やすことで、
ブランディング効果を高めていきたいですね。
例えば、下記の本。
「そのかめはめ波は違法です!──ワクワクドキドキ大冒険しながら法律武装」
http://goo.gl/vItq5o
この本は、弁護士が書いた法律の解説書なのですが、そう言うと違和感があるくらい、読者層が広がっていますね。
「法律に関心がない読者でも、読みたくなるような工夫」
が光ります。
法律に関心がある人だけに書いているのではなく、あえて「素人」に向けて書いていることが、
この本の素晴らしいところだと思います。
その事で、読者層を広げ、読者数を増やす事に成功しています。
いかがでしょうか?
上記は一例ですが、テーマや業界が違っても、あなたの企画でも活用できるノウハウです。
もともと関心が高い読者だではなく、もっと素人でも「自分事」と思えるような、
敷居の低いメリットを考案してみることで、多くの読者の心をつかむ事ができるでしょう。
ご参考になれば幸いです。