一瞬で"読者目線"になれるコツ
2017/08/10
こんにちは、樺木宏です。
商業出版のノウハウはいろいろ聞けども、いざ出版企画に反映するとなると、なかなか大変ですね。
例えばよくあるのが、「想定読者」を考える難しさ。
頭では、
「より多くの人に、より刺さるように」
「1人の読者をイメージする」
「素人レベルの人を想定する」
そうすれば、売れる出版企画になり、企画が通りやすい、というようなことは知っていても、
つくった企画がそうなっていないこともしばしば。
最初は無理のないことですが、出きるだけ短期間でこうした状態を抜け出し、
「読者が大勢いて、しかも刺さる」出版企画を、どんどん考案できる著者になりたいものですね。
では、具体的にどうするか?
先の想定読者の話で言えば、原因は「リアリティ」の低さにあります。
自分の企画を考えるとき、真っ先に思い浮かべ、かつ読まれることを意識するのは、
周囲の「自分に近い知識レベルの人」です。
そこに強いリアリティを感じてしまうと、どうしてもそこに引っ張られてしまうでしょう。
企画も自然とプロかそれに準じる人向けの内容となり、妙に専門的で、読者が狭められたものに
なってしまうのです。
そうならない為には、頭でノウハウを覚えるのではなく、
「今まで感じていた臨場感を利用する」
ことがおすすめです。
例えば、TV番組。
知っている人も多いと思いますが、バラエティ番組の対象は、各社とも、
「小学校5年生」
を想定してつくっているそうです。
だから誰でも気軽に見れるし、分かりやすいのですね。
それは商業出版の本でも同じです。
だからあなたが書きたいテーマで、バラエティ番組などをやっていたら、
それはあなたの出版企画の最高のヒント。
「なるほど、こうやって表現すると素人さんは分かりやすいのか」
「ここでわざとゲストが質問をして、読者が分かりにくそうなところを補足しているな」
という気づきを、無料で教えてくれるのですから、見ない手はありませんね。
商業出版の著者としてのヒントは、いろんなところにあります。
バラエティのTV番組なども、日頃はあまり見ないかも知れませんが、
こうした目線でぜひ見直してみて下さいね。