キラーパスに食いつくと、ゴールが決まります
2013/09/17
こんにちは、樺木宏です。
私の最大関心事といいますか、仕事上で常にレベルアップしたいと思っている事があります。
それは、
「どういう伝えかたをしたら、アドバイスが相手の腑に落ちるのか」
という事です。
というのも、こちらだけが企画の改善方法が分かっていても、
著者に伝わらなければ、企画が全く良くならないから。
それでは企画が通らないのですね。
例えば、私の中では企画改善の方向性がハッキリと見えている場合。
「この○○という強みは、△△という読者にとってどういうメリットになりますか?」
などと、質問する事があります。
これは、その想定読者が出版市場の中でもっとも売れる可能性がある、と判断している場合に
聞いたりします。
ただ、それをそのまま伝えると、著者さんにはそこが見えていないので、
「自分の主張したいこととズレてしまう」とか
「そうしたターゲットを読者として考えた事はなかった」となってしまい、
深く掘り下げて貰えないときがありました。
だからこそ、伝える技術に磨きをかけていこうと考えています。
これを著者の側から見れば、サッカーで自分が追いつけると考えている以上の先に、パスを出されたようなものですね。
でも、主観ではちょっと無理かも、と思ったとしても、全体像から見ればとても効果的、
という事は往々にしてあるものです。
「自分はこのへんまで」という限界を決めずに、
キラーバスに食らいついていきましょう。「出版決定」という得点が近づくこと受け合いです。