出版企画にセンスはいらない
2013/11/01
こんにちは、樺木宏です。
さて、「自分には企画のセンスがないから・・・」
と考えている方はいませんか?
ものすごいアイデア脳があればそれに越した事はないのでしょうが、
私はあいにくそうしたものは持ち合わせていません。
それでもここ3年で80冊以上の商業出版の企画を作り、通し、あるいは仲介して来た私の経験から言えば、
「センスや感性はなくても大丈夫」
と言い切れます。
なぜなら、企画を思いつくのは右脳ですが、それをチェックするのは左脳だからです。
"右脳が特別に優れていなくても、左脳でチェックし、ダメだったらまた右脳で考える"
これを繰り返せば、トータルで良いものが出来るのです。
つまり、右脳を左脳でカバーすれば良いのですね。
特に左脳は、論理の脳といわれています。
商業出版も、論理で内容をブラッシュアップできます。
具体的には、
・カテゴリーは売れた実績があるか?
・読者のニーズは十分か?
・著者としてのエピソードに説得力はあるか?
・類書との差別化は出来ているか?
こうしたノウハウでチェックし、修正するという積み重ねで、確実に向上出来るのです。
そこに「感性・センス」=右脳は関係ありません。
あえて言えば、何か抽象的なもののせいにしてしまう人は、
どこかで「出版にエネルギーを割きたくない」と思っているのかもしれません。
だれかに何とかしてもらおう、という甘えの気持ちですね。
商業出版に必要なセンスとは、「こつこつ努力するセンス」なのかも知れませんね。