著者ならグッとこらえたい、あることとは?
2019/03/22
こんにちは、保護ねこ9匹と暮らす出版コンサルタントの、樺木宏です。
さて、はじめて本をだそうとすると、肩に力がはいります。
これは実績や経験は関係なく、だれでもそうなります。
そうすると、どうなるか。
ありがちなのは、
「知識をたくさんもっていることをアピール」
したり、
「自分の実績や権威をアピール」
すること。
それが人情というものなので、
無理もないことだと思います。
しかしその結果どうなるかというと、
「企画が通りにくくなり、売れにくい本になってしまう」
のです。
「ええっ!?逆じゃないの」
と思われた人もいるかも知れませんね。
でも、実際そうなるのです。
これは"新人著者あるある"ですね。
なぜそうなってしまうのか?
元キリスト教の牧師で、リーダーシップ開発の専門家ジョン・マクスウェルは、こう言っています。
「人々は、あなたがどれだけ気遣ってくれるかを知るまでは、
あなたの知識がどれだけ豊富であると意に介しない」
これは、著者と読者の関係についても、あてはまります。
読者は、著者が自分を気遣ってくれているかどうかを、すごく気にします。
たとえば、
・自分がどんな悩みを解消してもらえる本なのか?
・自分にどんなメリットがある本なのか?
などですね。
だから、こうしたことを
「最優先で」
伝えるのがおすすめです。
しかし、多くの人は逆をやってしまいます。
読者の悩みやメリットは後まわしにして、
・自分の信条や考え方を全面に押し出したり
・自分のスゴさをアピールしてしまう
のですね。
その結果が、
>あなたの知識がどれだけ豊富であると意に介しない
であり、
>企画が通りにくくなり、売れにくい本になってしまう
ということなのです。
いかがでしょうか?
自分をアピールしたくなる欲求をグッとこらえること。
そして、読者を気遣うことを優先する。
それが、著者としてのあなたの飛躍につながります。
ご参考になれば幸いです。