モヤモヤする時間が一番大切
2019/12/05
こんにちは、保護ねこ9匹と暮らす出版コンサルタントの、樺木宏です。
さて、ストレスとはだれしも、できれば避けたいものですね。
商業出版で著者になることにおいても、それは同じ。
できるだけ負荷なく、スムーズに出版を決めて、本を出したいと思うのは人情ですし、
それは私も同じです。
ただ、こと「新しいなにかを生み出す」場合は、ちょっと話が変わってきます。
というのも、
「モヤモヤする」
「なんとなくスッキリしない」
「答えが無い状態で、考えつづける」
ことが、新しいことを生み出すためには不可欠だからです。
言い換えれば私たちは、
脳に負荷をかけなければ、新しいアイデアを生み出すことはできないのです。
ここを避けようとすると、人は何かの思考にしがみつきたくなりますから、
今までの知識をそのままストレートに打ち出すか、
だれかのアイデアを真似るしかありません。
他の人と似たような、個性のないアイデアの出来上りです。
だから、「モヤモヤ」も「スッキリしない」も、
なくてはならないあなたの友、といえるでしょう。
もう少し詳しく言えば、
モヤモヤしている時間は、脳は何もしていないのではなく、
情報の整理をしてくれている時間です。
ただし、年末の大掃除と一緒で、整理している最中は、かえって以前よりも散らかります。
そこだけ見れば、何も進んでいないどころか、
前よりも後退したようすら感じられものですが、実際は逆。
脳内では「再構築」が行われ、情報がよりシンプルに把握できるようになります。
抽象度が上がることで、他の記憶や思考と結びつきやすくなってもいきます。
そしてここが大事なところなのですが、
アイデアとは記憶と思考の「組み合わせ」です。
だからモヤモヤを経て、あるいはモヤモヤの最中で、
新しいことが生み出されやすくなるのですね。
いかがでしょうか。
「モヤモヤ」のストレスはあなたの友。
ご参考になれば幸いです。