"自分"を手放せれば、著者としてもうまくいく
2022/04/28
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
さて、商業出版で本を出すというと、
なにやらカッコいいイメージがありますね。
著者という肩書きがつきますし、
専門分野で一定のレベルにある人、という信用も得ることができます。
もちろんそれは良いことなのですが、
時として「結果を出す妨げ」になることがあります。
というのも、
「自分がどう見られるか」に意識が向いてしまい、
読者の存在をつい忘れてしまいがちだからです。
本を出すのは出版社ですが、それを買って読んでくれるのは読者です。
だから読者の満足感が高ければ高いほど、売れる本になります。
逆にいえば、読者を意識しない本が売れることは基本的に無く、
偶然レベルのまぐれ当たりを期待するしかありません。
こうした理由から、著者というカッコよさに惑わされて、
なかなか結果が出ない、ということもしばしばなのですね。
考えてみれば、世の中多くの人が専門分野を持っており、
プロとして報酬を得て生活しています。
それだけ人の役にたっているのですから、
著者ももっと多くいていいはずです。
しかしそうならないのは、
「自分がどう見られるか」にとらわれてしまって、
「読者のために書く」ことができないから。
「自分」を手放して、
「相手のために」書きましょう。
その利他的な心構えが、
あなたの著者としての最短距離につながりますよ。
ご参考になれば幸いです。