本を出すことは、短距離走ではなくマラソンです
2023/03/09
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
さて、商業出版で本を出すメリットは大きいです。
その分野の専門家、という認知が高まり、取材やメディア出演のオファーが来やすくなります。
読者がファンになることで集客力もアップし、SNSやメルマガなどの反応も増えます。
そして本が売れれば次のオファーが来て、これらの好影響が持続・拡大していきます。
でも、ここでこんな風に思うかもしれません。
「でも企画を考えるのは苦手だし、突出した強みもないし...」
安心して欲しいと思います。
自分を追い込んで企画を考える必要などないし、やってはいけないからです。
仕事にプライベートに多忙な上に、そうした重荷を背負い込んでしまっては疲れてしまいます。
なにより、読者の心情まで考えたよい企画が浮かびません。
多くの人は商業出版で企画を考案した経験があまりないので、必要以上に身構えているのかもしれません。
実は本を出すということは、マラソンのようなものです。
無理なく続けられるペースで、
「そういえば、こうした相談を受けることが多いな」とか、
「こういうことに深く悩んでいるんんだな」といった、
日々の気づきが企画のヒントになります。
こうした小さな気づきを集めていくことは、それほど大変ではないですよね。
そこに伴走者がいれば、より長く、より遠くに行くことができるのですが、それはおいておきましょう。
逆に、机にかじり付いて「今からの1時間で企画を出す!」などとやってしまうと、
キツい上になかなか結果がでません。やがて意欲も減ってしまうでしょう。
こうしたやり方はすでにある程度トレーニングが出来ている人のもので、
初めて本を出そうとする人には短距離走のようなもの。
ペースが速過ぎて続かないですし、いいタイムも出ないのです。
商業出版で本を出す、企画を考えるということは、マラソンのようなもの。
まずは肩の力を抜いて、リラックスするところから始めてみませんか?