ハートは熱く、でも頭は冷静に
2023/08/31
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
商業出版で本を出したいと言うことは、
「これを書きたい!」
という熱い思いを持っている人が多いです。
それは執筆の原動力となりますし、
商業出版のハードルを乗り越える上で、素晴らしい力になってくれます。
私はこの「著者の思い入れ」は、本を出す上で1番大切なことだと思っています。
ただ、注意したい点もあります。
それは、
「思いが熱過ぎるあまり、企画としての採用確度が下がってしまうこともある」
ということです。
なぜなら「これを書きたい!」という思いが強ければ強いほど、
「その内容が正しいのは当然の前提」
「それをくどくど説明する必要はないのでは」
と感じる傾向が強くなるからです。
つまり、どうしても主観的になってしまいがち、ということなのですね。
そうなると、説明が不十分で、
「なぜこの考え方をすべきで、この手段をとるべきなのか」
という客観性がほどんどない本になってしまいがち。
それを読んだ編集者は「?」が頭の中に浮かんでしまい、
企画をスルーする可能性が増してしまうのです。
そうならない為には、
熱い思い入れと同時に、「クールな思考」も一緒に併せ持ちましょう。
同時に行なうのが難しければ、
日を空けて別の日に、改めて企画を見直すことです。
そうすれば、
「自分の意見ばかりが先行してしまったな・・・」
「ちょっと説明が足りないな・・・」
といった、客観的な視点で見ることが出きるようになります。
多面的な視点で見直せば、企画の採用確度は格段にアップします。
ハートは熱く、でも頭は冷静に。
あなたのポテンシャルをフルに発揮していきましょう。
ご参考になれば幸いです。