実は、素人向けに書くほうが難しい!?
2024/05/23
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
あなたは自分の書きたいテーマの本を、書店でよくチェックしていますか?
これは、やっていない人の方が多いと思います。
もしやっているとしたら、きっと著者として力量のある方でしょう。
というのも、
・売れる本は素人向けに書かれたものが多い
・そして素人向けの内容は「簡単すぎて」読む気が起こらない
からなのです。
だから自分で書きたいテーマの本を見たとき、
普通のリアクションは、
「なんだ、レベルの低い本だな」
「こんなの、誰でも書ける」
と、見下しがちになるのですね。
でも実は、ここが商業出版の落とし穴。
というのも、プロが満足するような内容は、
出版市場からみたらニッチすぎて、本としては成立しないことが多いからです。
にもかかわらず、そうした感覚を引きずってしまうことで、
本を出す前から、ハンディキャップを背負っていることになります。
また、その「レベルの低い」本は、初心者向けに、
高度な「表現上の工夫」がされていることが多いです。
内容の一部だけみてスルーすることで、
そうした「売れるテクニック」を取り入れるチャンスを、
みすみす逃してしまうことになります。
いかがでしょうか。
著者としての大幅なレベルアップの第一歩は、
それまでスルーしてきたものを、
再評価するところから始まります。
ぜひ書店で「こんな本」を手に取ってみてください。
ご参考になれば幸いです。