世の中に、どのような著者として覚えられたいか?
2024/08/08
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
「どんな本を書こうか・・・」
悩ましいテーマですね。
書店などでランキングを見ると、
「今こういう本が売れている」
ということが分かりますので、目移りするかもしれません。
商業出版では「売れる!」と思われないと企画が通りませんので、
「こういう本に似せて書こうか・・・」
と悩む気持ちも分かります。
でも結論から言うと、
「自分がどのような著者として覚えられたいか?」
という問いの答えを、最も大切にして欲しいと思います。
というのも、
売れるというのは著者にとってあくまで「手段」であって、
目的ではないからです。
たとえば、あなたの本が流行に乗って、仮にベストセラーになったとしても、
本当に書きたいテーマでなかったのなら、喜びも半減ですね。
知名度が多少上がったとしても、
あなたの人格とかけ離れているのであれば、
満足も喜びも得られません。
むしろ、望まないテーマとあなたのブランドが結びついてしまうことで、
逆に苦痛すら感じることだってあります。
極端な話、本来の得意分野とは違った「プロ」として認知されてしまうことで、
望まない相談やオファーばかりが来てしまう、ということだって考えられます。
そうならない為にも、
「自分は本を出す事で、どのような著者として覚えられたいか?」
という問いを、大事にしましょう。
間違っても、目先の流行を追って、
あとで後悔のないようにしたいですね。
ご参考になれば幸いです。