目線を相手に合わせれば、出版は上手くいく
2024/10/03
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
「本を出す」というと、なにやらカッコいい、特別な感じがしますね。
でも面白いことに、あまりそういった「特別感」を出さない著者の方が、
売れる本を出したり、多くの読者に支持されている印象があります。
なぜそうなるのか?といえば、
「欲求レベルが違うから」です。
著者の側、つまり本を出そうと思う人は、その道のプロ。
欲求レベルは、
「承認欲求」や
「自己実現欲求」といった、高いレベルです。
対して、読者は素人です。
心配事をなくしたいという「安全欲求」や、
回りから浮きたくない、といった「社会的欲求」などで、
その本を手に取ります。
元々そうした違いがあるのですから、
その上に「本だから、カッコよく書こう」とか、
「気合いをいれて、特別感を出そう」
としてしまうと、
読者との距離はますます開く一方なのですね。
人は何かを買うとき、
「自分にも出来そうか?」
と自問します。
そこで著者のレベルとの距離感を感じてしまうと、
「自分には難しそうだ」
と考え、敬遠されしまいます。
そうすれば本は手に取ってもらえませんし、
それを見抜いた出版社からは、企画を採用してもらえず、
本が出せない、ということにもつながってしまいます。
いかがでしょうか。
本を出すことはカッコいいけれど、
それをひけらかさず、読者に寄り添う人が、
著者としてうまくいきます。
ぜひこのマインドセットを気にかけてみてください。
ご参考になれば幸いです。