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向上心が、出版を遠ざける!?

2026/07/02

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。

今日は、著者を目指す方の足を止めてしまう、意外な「向上心のワナ」について、お話しします。


さて経験上、誠実な方ほどこうおっしゃいます。

「もっと実績を積んでからチャレンジします」

「ちゃんと書けるようになってからます」と。

より充実した内容を書くべきだ、という考え方は、とても誠実ですし、向上心を感じます。

しかしうすうすお察しの通り、こう考える方ほどいつまでも本が出せません。

気がつけば10年経っていた、という話も珍しくないほどです。


なぜそうなるのか?

その理由は、向上心の背後にある「動機」にあります。

「もっと高いレベルを目指したい」という動機を元にした向上心は、全く問題ありません。

しかし「失敗したくない」「低く評価されたくない」という恐れに根ざした向上心は問題です。

なぜなら、この恐れは、とても安易な解決方法に流れやすいからです。

たとえば、

「低い評価をされたくないなら、チャレンジしなければいい。」

という解決法です。

そう考えた瞬間、不安がスッと消えますす。

そしてこの「出さずにいればホッとする」気持ちが、先送りをさらに強固なものにします。

だから、「いつか、は永遠に来ない」のです。


ちなみに評価を気にするタイプほど先延ばししやすいことは、研究でも示されています。

最近の脳の研究によれば、すぐ動けない人ほど、

不安を処理する「扁桃体」という部位が大きい傾向が見つかっているのです。

つまり向上心だと思っていたものは、「ただの先送り」かもしれないのですね。


ここで、知っておいて欲しいことがあります。

そもそも商業出版は、完璧な企画や原稿を持ち込むものではありません。

企画の段階でプロデューサーや編集者と出会い、二人三脚で形にしていくものです。

そして多くは、たった1つの思いつきから始まります。

完成を待つ必要なんて、はじめからないのです。

整ってから動くのではなく、未完成のまま、まずアウトプットしましょう。

そして、柔軟にブラッシュアップしていきましょう。


向上心だと思っているものを手放したとき、商業出版はぐっと現実に近づきます。

ご参考になれば幸いです。

 

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