"ダメ出し"がなぜ大切なのか?
2026/09/10
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
商業出版ともなれば、書くテーマは自分の半生をかけて培ったノウハウや経験ですね。
そこで一生懸命考えたアイデアに、ダメ出しをされたらどうでしょう。
思い入れがあるだけに、ネガティブな感情になってしまいますよね。
これは自然なことです。
ですが結論からいえば、ダメ出しやアドバイスは、実はポジティブなもの。
というより、必要不可欠といってもいいくらい大切です。
なぜなら、著者が本気を出せばだすほど、読み手である読者とはズレが大きくなっていくからです。
『アイデアのちから』(チップ・ハース、ダン・ハース著)という本に、「知の呪縛」という言葉が出てきます。
これは「いったん何かを知ってしまうと、それを知らない状態がどんなものか、うまく想像できなくなる。
だから自分の知識を他人と共有するのが難しくなる」という指摘です。
加えて、専門家ほど複雑な表現に魅力を感じるため、分かりやすく書くことがバカらしく感じられてしまう、
とも指摘しています。
本を買う側は素人。対して著者であるあなたは、その道のプロ。
商業出版で本をだすことは、これ以上ないほど知の呪縛が生まれやすい状況なのです。
これは能力の問題でも、努力不足でもありません。知識が増えれば増えるほど、そうなるように人間はできています。
家族や知人に読んでもらっても、本当のところは返ってきません。
相手は気を遣いますし、仮に批判してくれても、売れる本はどうあるべきかというアドバイスはできません。
そこに、第三者による「ダメ出し」の価値があります。
商業出版では、出版社が制作費も宣伝費も負担しますから、本が売れなければ困ります。
だからこそ、「ここはダメです。こうしましょう」と正面から言ってくれます。
遠慮無く読者とのズレを指摘し、ではどうすればその溝を埋められるか、教えてくれるのです。
いかがでしょうか。
ダメ出しは、否定ではありません。
あなたの知識や経験を、世の中の多くの人に、興味深く読んでもらうためのアドバイスなのですね。
もし感情で「ダメ出し」だと感じても、
読者との距離を埋めるアドバイスとして、受け止めてみてください。
そこから、あなたの企画は必ず良くなります。
ご参考になれば幸いです。



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