説得力は、見出しの書き方ひとつで大きく変わる
2017/12/07
こんにちは、樺木宏です。
商業出版するためには欠かせないのが出版企画書、
そして出版企画書で欠かせないのが目次です。
タイトル「だけ」面白い企画とか、
読者に大きなメリットを約束する企画は数多いですが、
目次でそれを「しっかり説得」している企画は少ないです。
だから説得力がない企画が多く、せっかくの企画が通らない人が多いんです。
いわば目次は「最後のツメ」のようなもの。
せっかくの実績や経験を、苦労して企画書にしたのに、
最後のツメが甘くて失敗するのは避けたいですね。
さて、目次をどう組み立てるか、というノウハウは数多くありますが、
「それ以前」にとても大切で、なおかつ見落とされがちなことがあります。
それは、「見出しを見ただけで内容が分かること」。
よく、書店に並んでいる本の見出しには「なぜ○○なのか?」といった、
疑問系になっているものがあります。
それをイメージしてか、企画書でもそうした疑問系の見出しを書いてしまうことがありますが、
それは、出版企画の段階では基本的にNGです。
なぜなら、書店なら本を読んで内容を確認することができますが、
出版企画書では見出ししか無いためです。
「著者がどんな主張や、結論を個々で書こうとしているか?」
が見出し「だけ」から伝わらなければ、「説得」できるはずもありませんね。
だから「見出しを見ただけで内容が分かるように書く」ことは、
商業出版の企画書で重要な「最後のツメ」であり、基本中の基本。
この1点を知っておくだけでも、あなたの企画の説得力がまるで変わってきますから、
ぜひ活用してみて下さい。