経歴を書き出しても、プロフィールにはならない
2013/06/21
こんにちは、樺木宏です。
"著者プロフィール"と聞くと、どんな印象を持ちますか?
なにやらものものしいというか、すごいものなのでは、
という感じがしませんか?
そのせいか、私に送って頂く出版企画書の多くは、
"実積を大きく見せよう"
と感じさせるものが多いです。
もしこのブログを読んでいるあなたが私に企画を送ったことがあるなら、
思いあたる事があるかと思いますし、
まだ送っていない方も、きっとそういう書きかたをすると思います。
実は、こうした書きかたというのは、ピントがズレています。
こういうと、
「著者はすごい実績がないとだめだから、大きく見せるのは当然では」
という反論が聞こえて来そうですね。
もちろん、大きく見せること自体が悪いわけではないのですが、
それだけでは不十分なのです。
その理由は、先に本をだしているライバル著者も、似たような実績を持った人が必ずいるからです。
あとから本を出すためには、"似たような"では不十分なのですね。
ではどうするか?
それは「ギャップ」です。
・常識とのギャップ
・類書の著者とのギャップ
・過去と現在のギャップ
・多くの人が分かったつもりでいることとのギャップ
などなどです。
プロフィールは大切だが、本当に欲しいのは1点だけ、とも言えます。
このギャップがユニークであればあるほど、出版の可能性は高まりますし、
そうでない場合は、いかに有益な内容といえど、なかなか決まらないでしょう。
だから自分の経歴をそのまま書き出しただけでは、著者のプロフィールにならないのですね。
本当に大事なポイントは「ギャップ」です。
ぜひ著者デビューを現実のものにするプロフィールを考案してください。