企画は柔軟に変更しましょう!
2013/07/01
こんにちは、樺木宏です。
私の経験では、著者さんが考えた出版企画が、最初から商業出版で採用されるレベルだったことは、
ゼロではありませんが、ほとんどありません。
意外でしょうか?
つまり、何度も企画を変更していくことで、
多くの方が著者デビューしているのが実情なのですね。
そこで大切な企画の改善、つまりブラッシュアップですが、難航するケースもままあります。
よくあるのが、「何を書くか」が固定化してしまっているケース。
商業出版は、「売れる本」である事が絶対条件です。
自分が書きたいことも大切ですが、それ以上に、
「読者が読みたいこと」に焦点を当てる必要があります。
しかしここで視点が固定化してしまっていると、
内容を変える事が、心理的に難しくなってしまいます。
読者に合わせて易しい表現に変えようとしても、
頭では分かっていても、行動に移せない、という事に。
つまり、ブラッシュアップがここで行き詰まってしまうのですね。
読者が変わる、つまり「誰に書くか」が変われば、
当然「何を書くか」も連動して変わらなければいけません。
「何を書くかは」、最初に固定するのではなく、「誰に書くか」に応じて柔軟に考えましょう。
そうすれば、企画がスムーズに改善され、採用確度が向上します。