自己ベストの企画を考案するために、最も大切なこと
2015/10/21
こんにちは、商業出版コンサルタントの樺木宏です。
さて、企画を考えることって、なかなかストレスが高いと思いませんか?
その後に大きなリターンが帰ってくる、と思えばこそ出来るものの、
企画考案自体は決して楽しいものではない、という人が大半だと思います。
だから多くの人が「ストレスを避け、考える時間を短くしようとする」のですね。
そして良くあるのは、無意識に目先のアイデアに飛びつき、そのまま企画書を書きはじめること。
これが実は、多くの人が「自己ベストの企画」をつくれない原因です。
なぜなら「考案の量と質は、ある程度のレベルまでは比例する」からです。
アイデアを思いついた瞬間は熱くなっているので、視野が狭くなってしまっています。
だから最初に思いついた企画では、思ったほど良い企画ではないことが多いのです。
また、企画書を書いてしまうと、それまでの労力を無駄にしたくないと、固執してしまいがち。
もっと考えれば良いアイデアが出るのに、止まってしまうことで大機会損失をしてしまうのです。
このように、ストレスが原因で「考える事が止まってしまう」ことが、
あなたの著者としての可能性を大きく損ねているのですね。
そうならない為には、技術よりも"考え方"のほうが大切です。
「100個考えて、1つ採用する」
くらいのつもりでいましょう。
そうすれば、目先のアイデアに飛びつく事も無くなります。
野球で言えば素振りと同じです。
日頃素振りもしないでいきなりバッターボックスに立つ人はいません。
黙々と数をこなし、それが質に転化する。
考えてみればあたり前の事なのですが、出版となると、
「いきなり打席に立ってホームランを狙いたくなる」ので、気をつけたいですね。
まとめますと、
「考案の量と質は、ある程度のレベルまでは比例する」
「100個考えて、1つ採用する」
ということですね。
これらを気に留め、あなたの企画はベストなものとしてください。
ご参考になれば幸いです。