商業出版は、"追い風"にのって出せばうまくいく
2022/10/06
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
過ごしやすい天気が続く今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、商業出版で本を出すことは、難しいと思いますか?
もちろん、一定のレベルのアウトプットをしなけば、出版社に企画が通りませんので、
ある程度の力量は必要です。
でもとあるコツを押さえれば、そのハードルはグッと下がってくるのも事実です。
その証拠に、あなたが過去に読んだ本で、
別に特別すごい内容でもないのに、ベストセラーになっている本はなかったでしょうか?
あるいはあなたの身の回りで、
実力がズバ抜けている訳でもないのに、本を何冊も出している人はいないでしょうか。
そうしたことを起こすには、コツがあります。
それは、
「大きな流れに乗る」
ということです。
たとえば一般向けの健康本でいえば、
1970年代後半にアメリカで、
「マクガバンレポート」というものが発表されました。
がんや生活習慣病の増加によって医療費が増えてきたため、
それを防ぐための食生活を、政治家がレポートにまとめたものです。
その中では、全粒穀物や野菜を増やしたり、
脂質、砂糖、塩分を減らす、といった内容が書かれていました。
今の私たちにとっては常識とも言える内容ですが、
当時はとても画期的で、その後の健康ブームの土台とも言えるものでした。
あるいは90年代には、やはりアメリカで、
「デザイナーフーズ計画」というものもありました。
内容はがんを防ぐ野菜や果物に注目したものです。
フィトケミカルといった栄養素に焦点をあてており、
その後のオーガニックブームの火付け役ともなりました。
もし上記のような大きな波に、いち早く乗る事ができれば、
本を出すハードルがグッと下がってきます。
なお、似たような本がすでにたくさん出版された後ではなく、
できるだけ先行するほうが有利です。
たとえば上記の例では、その流れはアメリカから来ていました。
そう考えると、
「次はアメリカから何がくるのか?」
という視点で情報をチェックしていけば、
商業出版のチャンスが見つかる可能性は高いでしょう。
こうした追い風をいち早く見つけ、
それに乗る事ができれば、商業出版で本を出すことは、決して難しいことではありません。
ぜひ情報をチャンスに結びつけて、
あなたならではの本を出して欲しいと思います。