練れば練るほど、短くなるものとは?
2022/12/01
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
さて、今回の記事のタイトル、
練れば練るほど、短くなるものとは何でしょうか。
答えは、「考え」です。
出版企画に限らず、考えというものは練られれば練られるほど、
シンプルかつ端的に短くまとまっていきます。
たとえば、「格言」。
世界中に人生の名言や格言といわれるものは多いですが、
その中で、ダラダラと長い長文はありません。
あるいは、ことわざ。
深い内容を伝えてくれるものですが、
その文章量は長くても一行程度です。
もしくは、絵本。
子ども向けだと思われがちですが、
本当に大切なことを分かりやすく例え、
凝縮する表現には、
非常に優れたものがあります。
このように、考えというものは、
練れば練るほど短くなっていくものなのですね。
逆にいえば、
長文というだけで、
「あまり考えがまとまっていないのでは」
と思われてしまう可能性がある、ということです。
特に出版企画書では、それが大切。
というのも、
企画書では、自分の主張と情報を凝縮して伝える必要があり、
かつ読み手が編集者という全員プロだからです。
企画概要などは、長すぎるとそれだけでスルーされる可能性が高いです。
考えがしっかりと練られ、
文章量が少ないほど、伝わりやすくなりますし、評価も上がってきます。
シンプルに、短くなるまで考えを練りましょう。
ご参考になれば幸いです。