時間を味方につければ、想像以上の本が出せる
2024/05/16
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
本を出そうとすると、必ずといっていいほど、似たような本が先に出版されてしまっているものですね。
なかなかままならないものですが、
あなたを有利にする、ある要素があります。
それを味方につければ、誰でも一冊は必ず本を出せますし、想像以上の本が出せる、といっても過言ではないでしょう。
それほど効果のある、大切なもの。
それは、
「時間」
です。
もし時間がないと、
似たようなライバル著者の本がたくさんある中、
似たような手持ちのカードで勝負をしなければいけなくなります。
差別化する選択肢が限られてしまい、
その分表現面などで思い切りハードルを下げるなど、
別の苦労が生まれてくることもしばしばです。
それで本がうまく出せたとしても、
「似たような本を出している人の中の1人」
にならないための工夫も必要ですから、
高いハードルを越え続けなければいけないので、悩みは尽きません。
一方、出版までに時間の余裕があると、話は変わってきます。
新しいインプットをする時間がありますから、
手持ちのカードを増やすことができます。
内容で勝負できるので、表現面で苦労することも減りますし、
「新しい切り口で、面白いことを言っているプロが現われた」
という評価も得やすく、
出版によってよいポジショニングも得やすくなるでしょう。
このように、出版までの時間によって、
企画の採用確度から出版後のブランディングまで、
大きく変わってくるのですね。
「急がばまわれ」とはよく言ったもので、
本をすぐ出したいという気持ちが強くても、
準備に時間をかけたほうが、結局は早くゴールに着きます。
言い換えると、
「いつか本を出したいが、今すぐではない」
というくらいのタイミングが、
一番有利にことを進められる時期なのですね。
いつかやるなら、今がそのタイミング。
ご参考になれば幸いです。