"本=知識" というイメージを疑おう
2024/06/06
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
「本」や「書籍」というと、
「知の象徴」
というイメージがありますね。
そのせいか、始めて本を書こうとされるかたは、
「知識を伝えよう」
と考えている人が多いようです。
でも実はこのイメージ、
著者にとって少々危険です。
というのも今の時代、
「本は行動を促すもの」
という側面が大きくなってきているからです。
たとえば今の読者は、
ネットで調べれば、知識自体を得ることは容易です。
だから本でそのまま情報を伝えるだけでは、付加価値が低い。
たとえそれが確かな情報で、分かりやすく整理されていたとしても、です。
しかし、読者に共感しつつ、
その行動を促して「結果」を出すところまで寄り添った本なら、
話は全く変わってきます。
単に知識を得てもなかなか行動は出来ませんが、
それ以前にマインドセットや考え方について教えてもらえば、行動しやすくなります。
行動すれば人は変わります。
環境も変わり、大きな結果に結びつきやすく、
「わずか千数百円なら非常に安い!」
という、価値の大きさに繋がってくるのですね。
言い換えると、
「知識だけで、あとのことは本人にお任せなのが、ただの情報」
「結果を出すことに焦点を当て、行動を促す工夫を凝らしてあるのが本」
ということです。
「知識と知恵の違い」とも言えるでしょう。
あなたが書こうと思っているのは、
どちらでしょうか?