あなたの本を売れなくする "ある勘違い" とは?
2024/07/11
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
日本人の約3人に1人は日本語がろくに読めない、
と聞いたら驚くでしょうか。
特に「本を出そう」と考えるような方であれば、
「まさか、そんなはずはない」
と感じることでしょう。
しかしどうやら、その意外な事実を裏付けるデータがあるようなのです。
24ヶ国で約15万人を対象にしている、
国際成人力調査(PIAAC)というものがあります。
その「読解力調査」によれば、
小学校5年生程度の問題に正解できない成人が、
約27%もいるとのこと。
また、150字程度にまとめた本の概要を読んでから、
当てはまる本を選ぶ問題では、
約76%もの成人が答えを間違えたとのことです。
このデータは、本を出そうと思う人にとって、
とても重要な意味を持ちます。
それは、
「あなたが心地よい内容と表現では、多くの人が読めない」
ということです。
自分の読解力を基準に本を書こうとすると、
その時点でもう大勢の読者を取りこぼしてしまうのですね。
そうなると、
「こんなにいい企画なのに、なぜ出版社に採用されないのか・・・」
「いい本だったのに、なぜ売れなかったのか・・・」
と、悔やむことになってしまいます。
特に新人著者の場合は、
ここのイメージを変えるだけで、
本を出せる可能性が高まり、
売れる本になるでしょう。
あなたを基準にするのではなく、
世の中の読者レベルを知り、そこに寄り添いましょう。
そのイメージが、あなたの著者としての可能性を大きく広げます。
ご参考になれば幸いです。