そもそも「商業出版」って何?
2024/12/19
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
本を出したいと思ったとき、最初に知っておきたいのは、
「商業出版と自費出版の違い」
です。
というのも、望むメリットが得られないだけでなく、
お金を損してしまう可能性があるためです。
学校でも会社でも、こうした違いは誰も教えてくれませんし、
そもそも本を出している人は少ないので、
詳しい人が周りにいないので、意外と損してしまう人が多いのですね。
では具体的にどう違うか?といえば、
「お金をもらって書くのか、払って書くのか」
という違いです。
商業出版では、著者であるあなたは、お金をもらって本を書きます。
あなたに金銭的なメリットがあるのはもちろんですが、
それ以上に大事なのが、
「よい本が出来て、それが世に広まり、あなたのブランド力が高まる」
というメリット。
なぜなら、あなたがお金をもらうということは、
「出版社がお金を払う」
ということですから、先方がリスクを負っています。
当然出版社は頑張っていい本をつくって売るモチベーションが高いので、
よい本が出来ますし、それを頑張って売ってくれますし、
結果としてあなたのブランド力が高まるのですね。
これが自費出版だと、逆になります。
著者側がお金を払ってしまうので、
出版社はそれ以上のリスクを負うモチベーションがありません。
費用をかけて自社以外の広告を打つこともなく、人を雇って営業することもありません。
"お客様"である著者を怒らせたくないので、売れる本にするためのディスカッションにも消極的ですから、
よい内容の本になる可能性も低くなります。
結果として、あなたのブランド力が高まることはないのですね。
それでいて1,000万円くらいかかる自費出版が世の中には多いですから、
知識の有無とは恐ろしいものです。
いかがでしょうか。
商業出版と自費出版の違いを知る人は少ないですから、
ぜひ周りの人にもシェアしてみてください。