売れる著者は、なぜ"完璧な原稿"を目指さないのか?
2026/03/26
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
「原稿が完成したら、見てもらおうと思っています」
こんな言葉をよく聞きます。
でも実は、この「完成したら」が曲者。
完璧を目指しているうちに、半年が過ぎ、1年が過ぎ...
そんな話が巷にあふれているからです。
では、実際に本を出している著者たちは、どうしているのでしょうか?
じつは、売れる著者ほど「完璧な原稿」を目指していません。
むしろ、質より「量」が先行しています。
たとえばサンプル原稿を私や編集者に読んでもらい、フィードバックをもらいながら書き進める。
完成度3割程度でもいったん書き上げて、書き直しを何周も行なう。
書き直す際も、内容のチェック、表現の工夫、誤字脱字の修正...など、複数工程に分ける
などの動き方をしている人が多いのです。
なぜそうするのか?理由はシンプルです。
「何が売れるか」は、書き手ではなく読者が決めるからです。
どれだけ時間をかけて磨いた原稿でも、編集者の目線から見れば、必ずツッコミどころはあるもの。
完璧に仕上げてから持っていくほど、その指摘はダメージになります。
逆に、早い段階でフィードバックを受ければ、修正も容易ですし、時間や労力の無駄も減らせます。
完成品を作り込む前に、小さく試して、反応を見て、改善する。
出版でもビジネスの世界でも、このやり方が効率がよいのです。
もちろん、「雑な原稿でいい」という話ではありません。
最低限、自分の考えが伝わる状態にはしておく必要があります。
ただ、それ以上の推敲を、最初に全部やる必要はないのです。
本当のスタートは、原稿をいったんラフに書き終えてから始まります。
完璧主義は、著者にとっての落とし穴。
ご参考になれば幸いです。




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