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「私なんかが本を出していいの?」につけるクスリ

2026/06/04

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。

ご相談に来られる方の多くが、内心こんな風に思っています。

「もっと実績のある人がいるなかで、私なんかが本を出していいのでしょうか」と。


その気持ち、よくわかります。

特に、本を出そうとするほど実績や経験を積んで来た優秀な人ほど、そう感じる傾向が強いようです。

これは私見ではなく、研究でも確かめられています。

「ダニング・クルーガー効果」というもので、能力の高い人ほど自分を過小評価する傾向がある、

ということが報告されています。

ですので、「自分のやってきたことにもっと自信をもってもってもらうこと」は、

私の仕事のルーティーンになっているほどです。


また、別の面からもお伝えすることがあります。

それは、正しくて有益な内容だけでなく、

「あなたの人柄やメッセージも付加価値になる」ということです。


もちろん、お金を払って読者に本を買ってもらう以上、「読者に何を提供できるか」という有用性は大切です。

しかし、その「役に立つ部分」だけで本ができているわけではありません。

読者が本を選ぶとき、無意識に感じ取っているのは、情報そのものよりも、

「この人の話を、もっと聞いていたい」という引力のようなもの。

言い換えれば、「何を言っているかよりも、誰が言っているか」なのです。


こうした温度感のようなものを忘れてしまうと、本は途端に無味乾燥になります。

「自分は何を提供できるか」だけを突き詰めていくと、書き手としての温度がどんどん抜けていき、

情報を並べただけの、どこかで見たことがあるような本になってしまうのです。

編集者がそれを見抜けないわけがありません。


企画のコンセプト以前に「なぜ、自分は本を書くのか」。

この動機を掘り下げたとき、あなたの本は単なる情報の集合ではなく、

体温を感じる読者とのコミュニケーションになるでしょう。

そして、「自分が出すべき本はこれだ」という思いも、湧いてくることでしょう。

 

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