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出版を決めるために、原稿は必要ありません

2026/10/01

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


いつか本を出したい。

そう思いながら、こう考えて足踏みしている方がいます。

「まず原稿を書き上げないと、話にならないだろう」


ですが結論からいえば、これは誤りです。

ビジネス書や健康本、自己啓発本といったノンフィクションの商業出版では、最初に原稿は必要ありません。


その理由は2つあります。

まず1つ目は、出版社には、まだ決まっていない段階で、原稿を通読する時間は無いからです。

出版社には日々、たくさんの企画や持ち込みがあります。

一人の編集者が同時に抱えられる本の数も、決まっています。

そこへ大量の原稿が届いたとしても、最初から最後まで読み通す時間はありません。

原稿の中身に関係なく、単に読む時間がないのです。


2つ目は、出版社が最初に知りたいのは「売れるかどうか」だからです。

商業出版では、制作費も宣伝費も出版社が負担します。

商業という名の通り「ビジネス」としての出版です。

ですから出版社が何より先に判断しなければならないのは、この本が売れるかどうか。

その判断に、原稿は適さないのです。

あまりにも情報量が多く、売れるかどうかの判断をするためには、時間がかかり過ぎます。


そこで、出版企画書です。

出版社にとっては「売れるかどうか」を最短で判断でき、かつ内容も俯瞰で把握できる、最も合理的な形式です。

出版社は多くの企画を検討することができますし、著者の側も、比較的少ない労力で準備できますし、早く答えがもらえます。


そう考えてくると、あなたが出版を決めるために大切なポイントも見えてきます。

出版企画書を書く時は、「売れるかどうかを説得する」つもりで書くことです。

内容説明や、著者の書く資格をアピールすることもある程度は欲しいですが、それはメインの目的ではありません。

出版社が知りたいのは「売れるかどうか」。

これを意識するだけでも、あなたの出版企画は大きく変わり、採用確度がアップします。


原稿を書くのではなく、「売れる!」と出版社が納得する企画書を書く。

出版を決めるために必要なことは、これだけです。


ご参考になれば幸いです。

 

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