どうやったら出版できますか?にお答えします
2013/05/24
こんにちは、樺木です。
よく質問をいただくことの1つに、
「どうやったら出版できますか?」
というものがあります。
ノウハウ以前に、そもそも何をしたらよいのか?
という主旨のご質問ですね。
以下、お答えします。
まず、商業出版は、自費出版とは違います。
出版社が全ての費用を負担し、著者は印税をもらって執筆することになります。
「出版社は全てのリスクを負って著者に投資する」という事です。
当然、商業出版では、企画の審査は出版社に全ての権限があります。
ちなみに出版社の投資額としては、1冊あたり約300万円程になります。
これが商業出版のハードルの高さでもあり、著者のブランディングの所以でもあります。
そこで気になるのが、どのような判断基準なのか?という事でしょう。
簡単に言えば、初版のコストが回収できる企画、つまり
「売れる企画」であれば、出版社は企画にOKを出します。
言い換えれば、市場が明確になっていて、一定の売上が見込める企画、という事ですね。
もちろん、出版社にも得意・不得意がありますので、それぞれ求める企画が異なる点も考慮しましょう。
以上をまとめますと、冒頭の質問、「どうやったら出版出来るのか?」の答えは、
「売れる企画書をつくり、しかるべき出版社に持ち込む事」
となります。
とは言え、今度は
どのような企画をつくれば売れると判断されるのか?
出版社にはどうやって持ち込めばよいのか?
という点が気になりますよね?
そこで、このブログで「売れる出版企画の作り方」を中心に情報提供しているワケです。
なお出版社への持ち込みに関しては、
そこを私などの出版エージェントに外注するという選択肢が出てくるわけですが、そこは費用対効果を
シビアに考えましょう。
具体的には、
・出版人脈づくりの時間とコスト
・企画持ち込みにかける労力
・企画が通ったあとの販促効果
が、検討すべきポイントとなります。
上記をふまえて、自分でやるか、サポートを頼むか、費用対効果の高い方を選択しましょう。
商業出版がビジネスなのは、出版社も著者も同じ、という事ですね。