知的生産のコンディションは"脂質"で決まる!?
2022/09/22
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
本に限りませんが、情報発信することで、ビジネスが飛躍する世の中ですね。
著者となってビジネスの見込み客を獲得したり、
あるいは動画配信でファンを獲得し、案件を得やすくしたり。
情報の質と量が、マーケティングの大きな要素となって久しいです。
そうなると気になるのが、脳のコンディション。
よい情報をよいペースで発信できれば、
当然ビジネスメリットも大きくなってきます。
でも、ここでちょっと落とし穴が。
脳によいと言われることをやっても、多くの場合は効かないのです。
たとえばGoogleで「脳によい食品」と検索すると、
青魚やアマニ油、ナッツなどが上位にきます。
たしかに脳の約6割は脂質で出来ていますし、
オメガ3系の脂質は細胞膜の材料としても理想的で、
炎症を抑える効果も得られます。
しかし、大事なのは脂質の比率です。
脳によいオメガ3系のDHAやEPAを摂っても、
それ以上に他の脂質を摂っていたのでは、炎症はおさまりません。
日本では海外で規制されているトランス脂肪酸なども普通に使われていますし、
サラダ油にはリノール酸が多く、体内で炎症を起こしやすいアラキドン酸に変化します。
また、量も大切です。
脂質は全身の細胞膜の材料ですから、
たまにちょっと摂るだけでは、脳への好影響もわずかです。
ではどうするか?
ということですが、脂質の比率の目安があります。
「EPA/AA比率」と呼ばれるもので、
血液中のオメガ3系のEPAと、アラキドン酸の比率です。
これを血液検査で測れば、脂質の割合が分かりますし、
体内で炎症が起きやすいかどうかも分かりますし、
脳の材料の比率も推測できます。
現在の自分の状態を数値で把握すれば、
改善のモチベーションも高まりますし、
情報への感度も上がり、生活習慣が変わってきます。
保険適用の血液検査ではないので、若干コストはかかりますが、
脳のコンディションが良くなって得られるリターンを考えれば、
安い自己投資と言えるでしょう。
身体の情報を知るひととそうでない人では、
健康はもちろん、ビジネスのパフォーマンスも変わってくる時代。
ご参考になれば幸いです。