本でも、Webでも、"迷わない"書きかた
2015/07/15
こんにちは、樺木宏です。
さて、商業出版のノウハウというものは、なにも書籍だけにしか通用しないものではありません。
結局のところ、本もその他の媒体も、
「誰に、何を伝えるか?」
という事に尽きますから、あらゆるメディアで通用するのですね。
例えば、以前、とても素晴らしい文章をかかれる著者さんから、相談を受けました。
その方は、出版後に雑誌から寄稿の依頼が来たのですが、どうやって書いたものか?と悩まれており、
「記事と本では書き方は違ってくるものなのでしょうか?」
というご相談内容でした。
実は「記事と本」という考え方ではなく、すこし比較の軸を少し変えれば上手くいきます。
といいますのは、記事だからこう、という書き方は無い為です。
例えば、書籍でもマンガのようなものからプロしか読めない難解なものまで幅広くあり、
一概に「本だからこう書く」という書き方は無いのと同じですね。
ではどう考えるか?という事ですが、出版ノウハウと同じで「コンセプト」です。
誰に、何を伝えるか?という軸で考えれば、媒体が違っても大きく外す事はないのです。
媒体がWebでも本でも雑誌でも(あるいはTVでもゲームでも)、
「誰に何を伝えるか」というコンセプトが軸になるのは共通です。
そう考えると、その記事が本と同じコンセプトならば、本と全く同じに書いてOKですし、
違うのであれば、その違いを踏まえて書けば良いのです。
もし違うメディアや媒体からのオファーが来て、どう書こうか迷ったら、
コンセプトに戻って見て下さいね。