知っておきたい業界用語・・・「見本・配本」
2013/08/22
こんにちは、樺木宏です。
さて、出版業界では、発売の日程を決める際、
見本日・配本日・発売日
の3点がセットになります。
ところで、発売日は分かるものの、見本日、配本日って何?
と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
見本日とは、印刷・製本されて完成した書籍が、印刷会社から出版社に初めて届く日になります。
出版社はこの見本を、出版流通を取り仕切る「取次」に持って行き、最終打ち合わせをするのです。
見本は品質のチェックも兼ねるので、出版する部数全部は作らず、数十部のみに留める事が多いです。
この時点で、著者には完成された本が届く事になります。
それまでプリントアウトされたゲラ校正や、デジタルデータで見ていたものが、
リアルな「書籍」として実感される瞬間ですね。
配本日は、全ての印刷・製本が完了し、印刷会社から取次、そして書店へと本が発送される日になります。
全国に約15,000店あると言われるリアル書店の流通パワーに、あなたのメディアが乗って運ばれる日です。
発売日は配本日の翌々日あたりになる事が多いです。
いよいよ書店に並んだ、あなたの本とご対面、という事になります。
嬉しさのあまり、写メールを取って送って下さる著者さんも多いです(笑
今このブログを見て頂いているあなたも、写メールをいつか私に送って頂きたいと思います。