ディベート技術を出版企画に活かす
2013/09/03
こんにちは、樺木宏です。
どの業界でも、異業種のノウハウから学ぶことは多いですね。
出版業界でも、10数年前に通販のコピーライティングのノウハウが入ってきてから、
本のタイトルが大きく変りました。
さて、出版企画で私が参考にしているのが、
「ディベート」です。
一般には、ディベートというと「論破する為のロジック」という印象がありますので、
このブログを読んでいる知り合いの編集者は警戒しないで欲しいのですが(笑)
なぜディベートが参考になるかというと、
「自分で自分にツッコミを入れなければいけない」
からです。
例えば、準備をしないで「自分の側」だけの視点で企画を出すと、
あっさり欠点を突かれて不採用、という事が多い。
出版がなかなか決まらない、と言われているのは、こうした企画が多いからです。
しかし、事前に自分自身でツッコミを入れておいたらどうでしょうか?
企画をあらかじめ、いろいろ修正せざるを得ないですね。
それを繰り返せば、「売れる」企画に近づけるのです。
そうした企画の採用確度が高いのは、いうまでもありません。
参加する直前まで自分が賛成派になるのか、反対派に回るのかが分からない状態で、
議論の準備するのがディベートのノウハウ。
その為には、どちらの場合も想定し、あらゆる確度から調べなければいけません。
そのことが、出版企画の場合でも、完成度をより高め「売れる企画」に近づけます。
ぜひあなたも、自分の企画を客観視し、あらかじめツッコミを入れていきましょう。