その他の出版ノウハウ
2024/03/21調子が悪くても、アウトプットが常にうまくいくコツ
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
アウトプットがうまくいかない時って、ありますよね。
私も本のライティングに限らず、
ブログを書いたり、セミナーを作る際にも、
「なぜか調子が悪くて、なかなか筆が進まない」
ということが、割とよくあります。
でも実は、それで困ったことはありません。
というのも、
「調子が悪いときでもスムーズにアウトプットするコツ」
を知っているためです。
では、それは何か?ということですが、
「アウトプットする前に、何かを読んだり聞いたりする」
のがコツになります。
アウトプットというのは、例えるなら息を吐くことに似ています。
肺に空気が少なければ、いくら吐こうとしても難しいでしょう。
無理して吐こうとすればするほど、もっと辛くなります。
そんなときは息を吸えば、自然と息が吐けますね。
アウトプットも同じです。
もしコンディションが悪いなら、無理してアイデアを出そうとしないこと。
逆に、好ましいインプットをすることで、自然とアウトプットが出てくる状態になります。
もし本を書くのなら、お気に入りの本を読む。
ブログを書くのなら、好きなブログを読む。
セミナーを作るのなら、上手い人のセミナー動画を見る。
これで無理なく脳に自然とスイッチが入って、
ラクにアウトプットできますよ。
調子が悪いときでもスムーズにアウトプットするコツ、
ご参考になれば幸いです。
2023/07/20電子書籍と紙の本は"二刀流"でうまくいく
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
その昔、2010年は「電子書籍元年」といわれ、
Kindleなどのプラットフォームも多様化し、
デジタルで本を読むことが一気に普及しはじめました。
最近は電子書籍の読み放題サービスなどもあり、
電子書籍だけでベストセラーになる本も増えてきているようです。
そうなると、
「印税も多く貰えるし、電子書籍で本を出せばいいのでは」
と考え、実際に行動に移す著者さんも多いことでしょう。
私はこうした考えに、条件付きで賛成です。
その条件とは、
「ある程度自前で、企画・制作、広告、販売ができること」。
というのも、
電子書籍では、これらを自前でやらないといけないからです。
よく誤解されるのですが、amazonなどのプラットフォームは、
「流通」はしてくれますが、それ以外のことはしてくれません。
代わりに企画を考えてはくれませんし、
データは自前でつくってアップロードする必要がありますし、
広告費を払わなければ、データの海に沈んでしまい、目立つこともありません。
たとえ出しても大半の電子書籍があまり知られることもなく、当然売れることもないのも頷けます。
逆にいえば、それらのことを著者に代わってやってくれるのが、商業出版です。
出版業界とは、著者のために企画・制作、広告、販売をサポート、もしくは全て肩代わりしてくれます。
本づくりをする中で、どうすれば本が売れるのかというノウハウも入ってきますし、
本が売れてファンが増えれば、見込み客リストも増えます。
そうやって著者としての力量が高まれば、電子書籍を出しても売れる状態に近づいていきます。
電子書籍でベストセラーになっている本に、紙の本でのベテラン著者が多いのには、
そうした理由があるのですね。
これから電子書籍はさらに広がっていくでしょうし、
そこで活躍することは、あなたの人生のステージを上げる素晴らしい選択肢。
そのメリットを享受するためにも、
「電子書籍と紙の本の二刀流」
から入り、ノウハウと力量を高めていきましょう。
ご参考になれば幸いです。
2022/03/24"まだやっていない"次の仕事"で本を出す!?
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
昨今は暗いニュースが多いですね。
戦争ももちろんそうですが、
日本の経済についてのニュースも暗いですね。
一方で、会社の寿命が短くなっていきますから、
人生の中でいくつかの仕事に就くのも当たり前の時代です。
たとえ今の仕事がうまく行っていても、将来に不安を感じて
「次の仕事」や「副業」を意識している人も、多いことと思います。
実はそんなとき、
商業出版で本を出そうとすることは、
とてもよい準備になります。
意外に思われるかもしれませんが、
「まだ実績がないテーマで本をだす」
ことは、大いにアリなのです。
1つ目の理由は、
「よいリサーチになる」
ということです。
本を出した人は、必ずそのテーマで一定の実績を挙げている人たちです。
そうでなければ出版社が「書く資格」を認め、お金を出してくれませんからね。
意識してその業界の著者の本を読むことで、
上手くいっている人たちは「誰に」「どんな価値を提供しているのか?」が分かります。
それは次の仕事を考える上で、貴重な背景情報となるでしょう。
2つ目の理由は、
「自分の強みをつくり出せる」
ということです。
誰しも、仕事をはじめたばかりのときは、強みなどありません。
でもお客さんから見れば、最初から求められるのもまた「強み」です。
他にも選択肢があるのですから、
「なぜあなたからサービスを受けなければいけないのか?」
という理由を求めるのは当然です。
商業出版も、実は同じです。
出版社はお金を払う側なので、
「なぜ他の人ではなく、この人に書いてもらうべきなのか?」
という理由を求めます。
出版企画を考えるということは、その理由も考えることになりますから、
試行錯誤を重ねるなかで、「あなたならではの強み」も見つかるのですね。
こうしたことは転職や副業の本を読んでも、
サラッと流されていて、あまり深く書かれていない情報です。
だから多くの人が手順だけ覚えても、うまく行かないのです。
商業出版は求められるハードルが一定の高さにありますから、
その準備もしっかりとしたものになり、結果も出しやすいのですね。
もちろん、こうしたメリットを得るためには、
出版企画をしっかりと考えることが大切ですし、
ある程度の時間もかかります。
思いつきをそのまま書こうとしたり、
売れない内容を表現だけ変えて押し込もうとする態度では、
こうしたメリットは望むべくもありません。
でもしっかりと時間をかけて取り組めば、
ポジショニングも実力も、最短距離で後から付いてきます。
そのメリットは出版という枠を超えて、
次の仕事をバックアップしてくれる土台ともなってくれるのです。
そうやって時間をかけて準備して、次の「あたらしい仕事」も上手くいく。
これはもうすでに、今の時代のワークスタイル。
ご参考になれば幸いです。
2022/02/02著者のパフォーマンスは、生活習慣が9割
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
はやいもので、2022年になってもう1ヶ月が経とうとしていますね。
あなたの今年の滑り出しは、順調でしょうか?
さて、今回の話題。
つくづく思うことなのですが、
著者のパフォーマンスは、生活習慣が9割だと実感します。
というのも、
素晴らしいパフォーマンスを持っている人なのに、
それを発揮できない時期というものが、よくあるからです。
私はクライアントさんと長いお付き合いになることも多いので、
なおさらそれを実感します。
たとえば、
身体のコンディションが悪くて集中力が続かなかったり、
仕事面で多忙が続いて、とても企画や執筆どころではなかったり。
もともと持っているポテンシャルなのに、
時期よってはほとんど発揮できないことも、
決して珍しくはありません。
結局知的生産と言っても、脳という身体が行なっていることですから、
脳を含めた「身体のコンディション」が、
そのパフォーマンスを決するのですね。
ではどうするか?
ということですが、
「生活習慣を整える」
に尽きます。
ストレスがあること自体は、生活していれば仕方が無いもの。
しかしそれに流されず、引きずらないことが大切です。
ストレスをため込まないよう、リラックスや休息を取り入れた生活。
定期的な運動によって、心身ともにリフレッシュできるような生活。
そして何より、自分にあわない食べものを控えて、
自分にあった栄養をしっかりと摂る生活。
こうした生活習慣があれば、その人のパフォーマンスは飛躍的に向上しますし、
かつ安定することは、間違いありません。
特に栄養などは、世間一般ではかなり過小評価されてしまっているので、
その意識に流されないよう、注意が必要です。
著者のパフォーマンスは、生活習慣が9割。
ご参考になれば幸いです。
2021/11/18流行に乗りすぎると損をする!?
こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
売れる本を書こうとすると、
「今、どんな本が売れているのか?」
が気になりますよね。
そしてリサーチして、ちょっとオリジナリティを加えて企画を立てる...
これは本に限らず、モノやサービスをを売ろうとするときは、
みな共通することだと思います。
でも、こと商業出版となると、もう少し考えたいこともあります。
それは、
「この本は、10年経っても残るかどうか?」
という視点です。
そう、本は比較的、商品寿命が長いのです。
本はそのテーマの定番ともなると、
10年、20年と名著として長く読みつがれていくこともしばしば。
たとえばビジネス書だと、
「7つの習慣」などは、25年も前の本ですし、
これが文芸作品となると、100年以上前のものも珍しくないのです。
逆に、その当時は流行っていても、
ブームが終息すると、その後全く見なくなってしまうテーマ、
というものもあります。
残念ながら、それは著者についても同様で、
「あのブームの時に何冊か出していた人」という、
過去の人扱いになってしまうことも、残念ながらよくあることなのです。
今流行りだからといって飛びついてばかりいると、
流れにのって流されていってしまい、やがて視界から消え去ってしまうのですね。
そうならない為にも、
「この本は、10年経っても残るかどうか?」
を、考えてみることは大切です。
売れているから真似をする、だけではなくて、
ちょっと立ち止まって、俯瞰の視点で、
時代性というものを抽象的にとらえてみること。
そうすることで、
「今とても流行っているけど、この流れは長く続きそうにないな」
といった、「読み」もおのずと見えてきます。
時には「流れに乗った」テーマの本を出すのもよいですが、
片足は常にしっかりと地面につけていて、
そうやすやすとは消え去らない、
つよいブランディングのポジションを築いていきましょう。
ご参考になれば幸いです。