できる著者はなぜ"くだらないTV"を見ているのか?
2014/04/15
こんにちは、樺木宏です。
さて、著者の中には、「TV番組なんてくだらないから見ない」という人は多いです。
確かに、為になる、とはとても言えない内容のものが多く、
そんな時間があったら、本を読むなど、有意義なインプットの方法はいくらでもあります。
ただ、少数ながら一部の著者さんは、「あえて」TV番組を見ている人もいます。
ただ何となく見るのでは無く、視聴率の高い番組、話題の番組、などをあえてチェックするのです。
そうする事で、今の時代、多くの人はどんな欲求や悩みを持っているのか、
という時代の感覚を、チューニングすることが出来ます。
つまり自分が好きか嫌いかではなく、読者目線を得る為に見る、
言い換えればインプットの為でなく、リサーチの為にTVを見ているのですね。
これは著者だけでなく編集者もそうですが、一時期ヒットがでても、後が続かない、
というのが普通です。
せいぜいピークは3年くらい。
それは、コンテンツが消費されてしまった、という事もありますが、
それ以外にも時代と自分の感性が、少しずつズレていくことも大きいです。
そうならない為に、長く活躍しつづけようと思う著者は、チューニングを欠かさないのですね。
また、自らの専門領域を体系化し、抽象化するレベルまでいっている人は、
アイデアの組みあわせも多彩ですから、TVを見ていても「気づき」が多いもの。
読者ニーズを捉えたい方の、ご参考になれば幸いです。