ひと言付け加えるだけで、読書生活の質を向上させる方法
2014/04/30
こんにちは、樺木宏です。
さて、「年に何冊くらい本を読んでいますか?」と聞かれることがあります。
あなたも聞いたり、聞かれたりした事があるのではないでしょうか?
本を書こうという方は読書好きが多いですから、他の人の読書量が気になるのも、よく分かります。
ただこれは、ちょっと勿体ない、とも思います。
というのも、読書の「量」についてしか聞いていないからです。
本は「自己投資」ですから、いかにリターンを生むかが大切。
であれば、質と量、両方について関心を持った方が良いと思うのです。
だから私はよく、「どのように本を読んでいますか?」と聞くようにしています。
これは、読書の「質」について聞いているので、参考になる事があれば学び、
取り入れるようにしています。
もう少し詳しく言うと「年間○百冊読んでいます」といわれて、
「おぉ〜、すごいですね」で終わらない、という事です。
それ以上に知りたいのは、その大量のインプットを、いかに質に変換しているか。
例えば、脳の機能は、3日で8割忘れるようにできていますから、
大量に読みっぱなしの習慣は、そのままでは"大量に忘れる習慣"でもあります。
そこで、「どのように長期記憶に定着するような工夫をしているのか?」
はぜひ聞きたいポイントですね。
また、知識は行動しなければ力量に変わりませんから、
脳にどれだけシナプスを張ったか、今まで脳の中にあったものとどれだけ結合させることが
できたか?が大切。
そこでどのような工夫をしているのか、もぜひ知りたいポイントです。
そしてもちろん、何を読んだか、も大切です。
選択肢が多すぎて選べない時代ですので、どのような本の選択基準を持っているのか。
読んだタイトルだけではなく、本を読む"文脈"も知りたいところですね。
いかがでしょうか?
いつもの質問に、
「どのように本を読んでいますか?」
と、ひと言付け加えるだけで、さらに読書生活の質を向上させることが出きます。
ぜひ試して見て下さい。