自分の仕事は出版ネタに直結しない、という勘違い
2013/07/18
こんにちは、樺木宏です。
"本を出そうと思うが、なかなかネタが見つからない"
とは、良く聞く話ですね。
実際、仕事の種類によっては、本になりやすいネタと、そうでないネタがあります。
日頃から知識でお客の問題解決をしている職種、例えば士業、コンサルタントなどは、
そのまま本になりやすいのは事実です。
一方、モノを販売している職種、例えば、製造業や小売業では、出版しずらいともいわれていま
す。
もしこういう事業を営んでいた場合は、出版は難しいのでしょうか?
これは「企画力次第でなんとかなる」のです。
というのは、確かにモノをつくること、売ることそのものは出版ネタにしずらいですが、
「世の中に提供する価値」には可能性があるからです。
例えば、タニタ。
ご存知のように、タニタと言えば、家庭用・業務用計量器を製造・販売するメーカー。
とても出版向きとは思えません。
しかし現実には、2012年上半期で1番売れた本と言えば、「体脂肪計タニタの社員食堂 」です。
続刊併せて500万部売れたともいわれています。
あるいは、株式会社良品計画。
もともと無印良品は、西友のプライベートブランドとして食料品の販売からスタートしています。
ですが出版した本、「無印良品で覚える収納のコツ」はたちまち重版がかかるほど売れました。
このように、一見出版向きではない業種、職種でも、企画次第で出版は十分可能ですし、
ベストセラーにもなるのです。
そこで大切なのは、
"サービスそのものではなく、提供している「価値」に焦点を当てる"
ということ。
読者が求めているのは自分の問題解決ですから、モノそのものではなく、
そのモノがどんな悩みを解決しているのか?
という視点が大切です。
もし自分のビジネスは出版向きではない、という人がいたら、参考にしてみて下さいね。