書きたい事を、そのまま企画にしてはいけない理由
2013/08/07
こんにちは、樺木宏です。
さて、あなたが自分が書きたいと思った事を、そのまま企画のアイデアとして採用するのは、
ちょっと待ったほうが良いです。
なぜかと言うと、多くの人が強みに気付いていないから。
才能の定義は、「無意識に高いパフォーマンスを何度も再現できること」
という話もあるくらいなので、自分では気づきにくいのです。
でも、商業出版で売れる、「書くべきテーマ」は間違いなくその中にこそあります。
ではどうするかということなのですが、
まず多く書き出してみる事です。
いわば、自分の棚卸しですね。
経歴、実績、思い入れ、ノウハウ、エピソード、などなど、
頭で考えるだけでなく、書き出して脳の外にいったん出すことが大切です。
これを外在化といいますが、考えるのと、書いてあるものを見るのとでは脳への刺激が
まったく異なるのです。
ここは面倒くさがる人も多いのですが、飛ばすとどうしても独自性が薄い企画になりがちです。
また、自分で書き出すだけでなく、周りの人に聞いてみるのも良いでしょう。
自分とってはあたり前なのに、何人からか「凄いね」と言われたり、
何でこんな事で褒めるのかな?と思ったら、
それは強みである可能性が高いです。
さらには、自分の強みを組み合わせてみる事も検討しましょう。
例えば
・マンガ×介護
・弁護士スキル×謝罪
・ドラッカー×ワンピース
・就業規則×面白さ
などなどです。
この組み合わせはいずれも、実際に商業出版が決まったもの。
こうした組み合わせが核となって、自分の強みを活かした企画になるのです。
単体では難しくとも、組み合わせる事で強くなる可能性があるのですね。
自分の書きたいことを、掘り下げてみましょう。
その為には有効な方法が多くありますので、実際に行動に移し、書き出してみることが大切です。
気づかなかった強みが見えてくるきっかけになりますよ。