商業出版に、職業のステータスは関係ない
2013/09/25
こんにちは、樺木宏です。
さて、商業出版を目指す方の中には、
「ステータスの高い職業でないと、著者になるのに不利なのでは?」
と感じている方はいないでしょうか?
結論から言えば、
著者には、社会人としてのステータスは全く関係がありません。
なぜかと言うと、それは売れるかどうかに関係が無いからです。
読者の悩みの深さと、読者数が多いかどうか、これが売れるかどうかを決めます。
つまり著者本人よりも、相手の方が重要だから、関係が無いと言いきれるのです。
例えば、
「年収一億円思考」という、高額所得者専門のファイナンシャルプランナーの方の本が売れました。
しかし、この著者のステータスが高いからか?というとそうでもありません。
なぜなら、
「年収200万円からの、貯金生活宣言」という本も、同じかそれ以上に売れているからです。
この本の著者の方は、借金家庭・貯金ゼロ家庭専門のファイナンシャルプランナーです。
職業的なステータスだけで言えば一見差がありそうですが、売れ行きとは関係が無い事が、
分かってもらえると思います。
また、「数」という視点で言えば、
商業出版では、一般書の場合100万人程度の分母が欲しい、と言われています。
そう考えますと、たとえ東大教授でも、弁護士でも、それだけの影響力はありません。
むしろ、人気ブログを書いているサラリーマンなどの方が、よほど著者に近いとも言える訳ですね。
逆にここを意識しないと、社会的にステータスのある仕事ではあるが、なかなか企画が通らない、
というワナに陥りますので、注意が必要です。
今日のまとめです。
商業出版の著者に、社会的なステータスは一切関係ありません。
「どれだけ多くの読者の問題を解決できるか。」
そこが本質です。
もし今あなたが、自分の仕事はステータスがない、などという理由でひるんでいたら、
そのような必要は全くないのですね。