実績が凄いのになかなか出版が決まらない人の"盲点"とは?
2014/10/29
こんにちは、樺木宏です。
さて、商業出版を目指す人には、著者デビュー決定までいろいろなドラマがあります。
この4年で100冊ほどプロデュースしてきましたので、そうした事例を数多く見てきました。
そんな中でも、「実績が凄いのになかなか出版が決まらない人」については、明確な共通点があります。
ここを知って頂くだけで、出版決定率が大きく向上しますので、あなたにシェアしたいと思います。
結論から言いますと、
"2つ目のハードルに気づかないのでなかなか出版が決まらない"
ケースが多いのです。
商業出版のハードルは、2つあります。
1つ目はコンセプト。誰の問題をどのように解決するか、です。
ここで読者ニーズや著者の書く資格、類書との差別化が問われます。
この大切さについては、出版を目指す人であれば多くの人が知っているようです。
そして2つ目、意外と見落とされがちなのが"コンテンツ"。
ここの重要性は、まだまだ知られていないのが現状です。
コンテンツとは、簡単に言えば本の目次です。
著者のノウハウを体系化したものであり、読者の再現性が大切になってきます。
ここを知らない著者候補の人が、本当に多い。
「聞かれればすぐに答えられるし、現場でも実践できる」という人は多いのですが、
実は体系化は全く別の話です。
野球の長嶋茂雄氏が、
「球がこうスッと来たら、グゥーッと構えてガーンと打て」
と指導した話は有名ですが、
本は文字だけで伝えなければいけませんから、文字で体系化する必要があります。
それが出来ないと、いくら現場ではすごい指導者でも、著者としては難しい。
本人が高いレベルで実践出来ることと、体系化して教える事は全く別なのです。
そして再現性。
「著者はすごい人だからそれが出来るので、自分には無理」
と読者に感じさせてしまっては、本の意義がありませんし、なにより売れません。
過不足無くノウハウを書き出すことに加えて、伝える順番や構成も工夫がいります。
そして読者の興味を持続させつつ、自然にノウハウが身に付いていく、そんな再現性が欲しいのです
このように、、コンテンツの掘り下げや練り込みが甘いと、
実力があってもなかなか出版が決まりません。
逆に言えば、コンテンツさえしっかりと体系化し、読者の再現性を高めれば商業出版が決まる、
とも言えます。
この1点を知っているかどうかで、出版の決定が数年変わってくることもあります。
ぜひこのノウハウを活かし、出版の頻度を高めて下さいね。