自分では気づかない才能に目覚める方法とは?
2013/06/04
こんにちは、樺木宏です。
「強みを発揮すれば成功する」とは、本やセミナーで多く語られていることですね。
出版でも「どう書くか」よりも、「何を書くか」の方が圧倒的に大切です。
というのも、企画の内容がその人の人柄や強みと結びついていなければ、
強い企画になり得ないからですね。
自分自身に眠っている面白い企画のネタで、ベストなものは何か?
言い換えれば「自分の才能は何か?」を探すことは、成功する為の最初にして最大の、
重要事項と言っても良いかもしれません。
私の仕事も、ある意味その人の「才能探し」という側面が強いです。
なお、ここで言う才能とは「常に完璧に近い成果を生み出す能力」であり、
学習と経験によって得た知識・技術ではありません。
さて、かくも重要な「才能」ですが、具体的にはどのように探したらいいのでしょうか?
結論から言えば、才能を研究し、体系化している人や本に学ぶことが最短距離でしょう。
自分だけで考えていては、気付いた時には人生の残り時間わずか、と言う事にもなりかねません。
なぜかと言うと、もともと才能とは自分では気づきにくく出来ているからです。
「ポジティブ心理学の祖父」といわれるドナルド・O・クリフトンによれば、
「無意識に繰り返される思考・感情・行動のパターン」とのこと。
(参考:「さあ、才能に目覚めよう」日本経済新聞出版社刊)
自分では当たり前と思ってしまい、それが自分に特有のこととはイメージしずらいのですね。
実際、私も企画書にぜんぜん強みが書いておらず、会っていろいろ質問すると、
すごいものを持っていた、というケースが良くあります。
そうした時に皆さんが言うのは「他の人はそれやってないんですか?」です。
このように、自分では無意識にやっているので、当たり前すぎて強みに気づかないのですね。
上の参考文献などの書籍で「才能」について学ぶことは、人生にとって大変有意義な気付きを
あなたに与えることと思います。
ここで、才能についてもう少し詳しくお伝えします。
才能とは、繰り返される思考・感情・行動のパターンであることはすでにお伝えしました。
では、なぜこのパターンが生まれるか?と言う事ですが、その理由は脳細胞にあります。
脳細胞同志の結びつきは「シナプス」といわれる接合によるものですが、
その伝達の流れやすい経路が、一人一人異なるのです。
これが、いわゆる「才能」の正体です。
そして興味深いことに、そのシナプスは3歳までに回路が全て出来上がり、
16歳ごろまでに大半が壊れてしまうのです。
なぜかと言うと、回路を絞り込むことで、より高速で優れたものになるから。
もし絞り込まれず全ての回路が残っていたら、外界からの刺激が多過ぎて知覚機能が
マヒし、「概念」を持てなくなり、何かを感じたり、人間関係を築くことも出来なくなる
と言われています。
このように、才能とは大変重要なのですが、自分では気付きにくいものなのですね。
自分の才能に気付く事が、あなたの成功を加速します。
すでに深い見識のある、良書やセミナーで学びましょう。