3冊目から先、本を出し続けるために必要なこと
2016/05/18
こんにちは、樺木 宏です。
さて、ご存知のように出版業界は、売上は減りながらも、出版点数は長いこと増加傾向でした。
つまり、1点あたりの「重み」は、軽くなってきているといえるでしょう。
以前とは違い、あなたの本が何年も書店にずっと置いておかれる、ということは少ないのです。
また、売れる本が出れば、似たような本が書店に並びます。
あなたの本が売れたとしても、いずれ「似たような著者の中の1人」になってしまうかも知れません。
そうなると、ブランディグや集客のために本をだしたいあなたとしては、
「本を出し続ける」
ことが大切になってきます。
冊数が増えてくれば、ベストセラーになる率も高まりますし、
その冊数自体が権威を高めてくれます。
そうなれば他メディアへの露出も増える、という好循環を起こせます。
ただし、出し続けるとなると、あなたに求められるものが変わってきます。
それまで培った経験やノウハウが枯渇してくるからです。
「言いたいことは言い終わった」
「もう書ける内容が見当たらない」
といった状態になりがちなのですね。
そうなったとき、あるいはそうなってしまう前に必要なのは、
「自分が書きたい事、書けることの殻をやぶる」ことです。
「書きたい事の殻を破る」とは、自分が書きたいかどうかだけでなく、
世の中の求めていること、多くの読者が悩んでいることを重視する、ということ。
そして「書けることの殻やぶる」とは、新しい知見をインプットして、
より広く、より深く、書けるように成長していくことです。
こういう姿勢をもっているか否かが、今後の活躍し続けられる期間を決める、
といってもよいのではないでしょうか?
これらは著者が本を出し続けるために必要なだけでなく、
ビジネスパーソン皆に、要求されていることだと思います。
あなたのブランド力を維持・向上し続けるための、ご参考になれば幸いです。