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まず書きたいかどうか?を大事にしよう

2016/05/25

こんにちは、樺木 宏です。


さて、本を出したい方のご相談に乗っていると、目的はひとそれぞれなのですが、

比較的多いのは、「ビジネスへの好影響を得るために出版したい」という方です。


本を出す事で、集客力や権威が高まりますし、受注の成約率も高まり、

アライアンスの機会も増えるなど、ビジネスへの好影響は大きいものがあります。


ただここで注意したいのは、「あなたの書きたい事かどうか?」ということです。

そこを大事にしないと、けっして納得のいく本は出来ません。

不本意な本を世に出してマイナスプロモーションになるくらいなら、断った方がいい場合もあります。


最初の1冊というものは、一生肩書きのようについて回ることも多いもの。

自分の取りたいポジションとは別の立ち位置で知られてしまったら、

やりたくもない依頼ばかりが殺到してしまうかも知れません。


何冊目かの本を書く場合でも、出版社から頼まれたからといって安易に引き受けてしまうと、

何の専門家だか分からなくなってしまい、ファンが離れたり、メディア露出の機会が減ることだってあり得ます。。


このように、「書きたいかどうか?」は、とても大切なポイントなのですね。

とはいえ、あまりにこだわり過ぎるのも逆効果です。


お金を払って時間を割いてくれる読者に、どのような貢献ができるか?

どうやったら分かりやすく、再現しやすいよう伝えられるのか?

そこの工夫を忘れてしまった本は、読者の人生を変える事もなく、社会への貢献にもならないでしょう。


ビジネスとして見ても、時代の流れや読者の欲求を踏まえない本は、売れない本になります。

どうすれば多くの人に届けられるのか、という努力を二の次にしてしまった本は、あなたのブランド力を高めることもなく、出版社にも損をさせてしてしまいます。

なお悪いことに、そうした売上データはいつまでも残り、今後の出版活動に悪影響を与えてしまうのです。

いかがでしょうか?

商業出版はあなたのブランディグの武器であり、読者の問題を解決するためにあるもの。

自分の納得感を追求すると同時に、関わったすべての人がWin-Winになれるよう、

バランス感覚を持っていきたいですね。

 

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