著者は気をつけたい『自分病』とは?
2013/07/25
こんにちは、樺木宏です。
さて、今日の記事タイトル「自分病」とはなんでしょうか?
これは、出版企画がなかなか決まらない人に共通する症状です。
・折角良いものをもっていながら、あと一歩のところで届かない。
・チャンスを得たのに、手からすり抜けて行ってしまう
これはもったいないですね。
なぜこのような事が起こるかというと、意識が「自分」に向いてしまっているから。
著者デビューというのは晴れの舞台ですから、当然自分の為に喜ぶべきなのですが、
あくまで本の主役は「読者」です。
読者が「自分の為の本だ」「自分にとってメリットがあるから欲しい」と思ってこそ、
売れる本になりますし、通る企画になるわけです。
ここを頭で分かっていても、心で分からなくなってしまうと、上記の「自分病」になってしまいます。
・こちらのタイトルの方が自分が良く見える
・こういう目次の方が自分らしい
・自分はこう書きたい
という考え、行動になってしまったら要注意。
よほどの企画力を持っている場合を除き、企画は売れない方向に流れていきます。
待っているのは、企画が通らないか、通っても中断する,売れない、という残念のオンパレードです。
商業出版に限らず、ビジネスは成功し始めたときにこうしたスキが生まれやすいもの。
チャンスを逃さないためにも、気をつけたいですね。