企画書の最大のハードルは、自分の感情!?
2013/08/28
こんにちは、樺木宏です。
出版社に「売れる」と思われれば、その企画は通ります。
その時に最大のハードルとなるのは、何でしょうか?
自分のノウハウや経験?
市場のリサーチ?
それとも、編集者の厳しいチェック?
私は、いずれでも無いと思っています。
最大のハードルは、「自分自身の感情」だと思うのです。
例えば、最初はかなり残念な感じの漂う企画が、数回のブラッシュアップで劇的に良くなる
ことは良くあります。
こういう場合は例外なく、著者が素直な人か、出版の実現に本気な人です。
自分に足りないことがあっても受け入れ、改善していく姿勢があるのですね。
でも逆に、著者としての実績も企画もいい線行っているのに、そこから先に全く改善しないケースもあります。
原因は、意に沿わない情報を「感情的に」拒んでしまっていること。
その為、せっかく高い能力を持っている人でも、力を発揮しきれないことになるのです。
これらの違いの原因は、頭ではなく「感情」です。
なぜかと言うと、ここを変えれば良い企画に変わる、と分かっていても、
変えられないケースが多いからです。
そして、その原因は自分の「イヤだ、直したくない」という感情なのですね。
とくに私などは「1冊目の商業出版をしたい人」に特化する形で支援していますので、
こうしたハードルを超えられるよう、アドバイスも工夫を凝らすようにしています。
今日のまとめです。
良い企画への最大のハードルは「自分の感情」です。
ここを自覚できれば、可能性はぐっと高まります。